駅から徒歩10分の閑静な住宅街に建つ築50年の戸建て住宅を二住戸に分割し賃貸長屋として改修した。

1階を前面道路に対して開放できるように開口部をつくることで、1階を住宅以外の用途としても使えるように計画した。それにより従来型の戸建住宅と前面道路の閉ざされた関係に変化を与え、これからの郊外住宅の在り方の一つとして、街の一部としても機能できる選択肢をつくった。

新設部分の構造計画によって耐震補強を施し、屋根、外壁、開口部を改修することで断熱性能も向上させている。

可能な限り既存の素材を活かしつつも、新しいモノは既存の風景や素材のテクスチャ・肌理を継承すべく選び、配置することで、シームレスに時間の重なりが連続していくように計画した。

今後も足し引きされつつ更新され、時間の重なりが継承されていくことを期待する。