学生達が住むワンルームマンションを不動産関係者、学生とともに考え、設計・施工するというプロジェクトです。
通常、賃貸住宅では住人が変わると新しく壁紙を張り替えるなどし、新しい状態に戻します。また、住人が釘を打つなどしてカスタマイズすることは許されないケースが多いですが、この改修では、学生たちが神戸にある廃材や既存素材を「開かれた素材」として利用し、住み手がカスタマイズできるような壁収納を作りました。
住宅にデフォルトで、ある種の「粗さ」が存在することで住人が手を加え易くなる、つまりは住宅にコミットし易くなると考えました。