いぶきの森の風土を活かしつつ、建築によって環境を調整し、低刺激な環境の中で五感の感受性を高めることで、選手のパフォーマンスと集中力を引き出す空間を計画した。
具体的には、機械設備に過度に依存せず、CFDシミュレーションにより自然通風を検証し、大開口のスライディング窓やハイサイド窓を組み合わせ、季節の風を取り込む開口計画とした。さらに、グラスウール天井などの吸音材を適切に配置し、コミュニケーションの取りやすい音環境を整備している。また、空調とサーキュレーターの配置および断熱計画により、安定した温熱環境を確保した。
トレーナーの要望を踏まえ、選手が無意識に足を運びたくなるような明るく風通しのよい空間とし、自然な交流が生まれる場を目指した。こうした日常的なコミュニケーションが、チームの連携やパフォーマンスの向上につながることも期待される。





















