テレワーク移住ニーズの把握と移住促進スキームの開発
テレワークという日常 × 暮らしの中の生産
コロナ禍では人と物の移動が激減しました。そして、テレワークが導入されたことで、多くの人々がオフィスに通勤することがなくなり、家で過ごす時間が増えました。それは、1950年代の高度経済成長期以降、急速に進んだ「職住分離」の時代から「職住隣接」の時代へのパラダイムシフトでもあります。
職と住が再び隣接しつつある状況において生まれた時間的な余白を使い、どのように暮らすか。庭で畑を耕したり、こどもの洋服を繕ったり、料理をしてみたり。少しでも、暮らしのなかにつくること(生産活動)を取り入れることができたら、自分自身の生活がより一層楽しくなるかもしれないし、周囲との関係性がより良くなるかもしれない。
わたしたちはそんな未来を想像し、テレワーク × 生産という暮らし方を提案します。
住む場所を選ぶ、ということ、移住という選択肢
我々の暮らしの中で生産された物は、それを作ったヒトの顔つきが見える「家・地域の生産物」です。その生産のための優れた環境とはどのようなものでしょうか。 それは、自然環境はもとより、暮らしの中で生産活動を行っている人が周りにいる環境、またその生産活動を行っている人の開かれたコミュニティが存在する場所ではないかと考えます。 オフィスが近いから、ではなく、暮らしを作る場所を探してみませんか。
まず体験してみる
生産活動ができる場所を選び、地域の生産活動に参加することにより、その場所独自の生産技術を学ぶことができます。また、そのようにして生産技術が継承される地域が増えていくことで、わたしたちの暮らしや地域、社会が少しづつ調律されていくのではないかと考えています。
わたしたちは、そんな暮らしに興味がある方を後押しするために、生産環境の優れた場所でテレワークをする移住体験の機会を紹介します。
生産環境の優れた場所とは、自然環境だけでなく、地域の生産活動に参加できるコミュニティが存在する場所だと考えています。地域の生産活動に参加することにより、その場所独自の生産技術を学ぶことができるからです。
そのようにして地域の生産技術が継承される場所が増えていくことで、消費によってなりたっている日本の、世界のアンバランスな社会が調律されていくのではないかと考えています。